印旛沼の魔法に罹るな！
時として大雨で一気に増水しているとき印旛沼は非常に難しいとされる。それはディーブが存在しな形状で、一気に各機場が放水開始し流入流出河川は濁流を作る。そして普段入れない超シャローが進入できるようになり、奥へ奥へと引き込まれる・・・。
魚はどこへ行く？！
はっきりいえばそう簡単には動きません。各河川の中では激流になりいつもの場所には居られなくなり、流れの穏やかな場所等に溜まる。
しかし本湖などの魚は、今まで陸上だった場所に陣取ることはありえない・・・。
なぜならその水位が異常であるが為に数時間後には水が引いてしまう可能性が高いのである。それは本能的に印旛の魚はわかっていて、今まで場所の中のストラクチャに身を寄せていることが多いのである。
それは・・・しっかりとした葦と矢板である。
魚の状態は？！
急激な増水のときは急激な濁りを伴う。そのために溶存酸素が不足し酸欠気味になり、魚は浮いてしまう。体力のある魚は、こんな厳しいときにはひっそりとしているが、体力ない魚は餌を捕らずにはいられず、目の前に来るものには口を使う・・・。
そんな感じではないであろうか？！
このようなことから増水時のバイトは体力のない魚の為に吸い込みが足らずにショートバイトやバイトすら感じない、銜えるだけで動かないことが多い。故にほんの少しの違和感を感じたら迷わずあわせるべきである。
釣る方法は？！
体力あり流れの中でも食いに来るやつは、巻物で捕れるが数が少ないので狙っては難しいであろう。基本は季節に合わせた「いつも通り」であるが、これが非常に難しいのかもしれない。増水で一気に湖面が広がり、今まで入れないような位置にボートを進めてしまうと、魚の居る真上にボートが来てしまう。水面下に隠れてしまっているが、いつもは顔を出している葦の位置を的確に判断し、いつも通りに攻めることができるかが鍵であろう。
注意？！
多少の増水の時で、２・３日そのままの水位で落ち着いている場合は、魚も落ち着き奥に入りだす。水が増水中なのか減水中なのか、はたまた安定しているのかを判断しましょう！
増水に気をとられて魔法に罹ると釣れませんからね！いつも通りのポジション、攻め方、を忘れずに！